
“シリーズ21世紀の未来社会(全13章)”の要諦再読―その17―
“シリーズ21世紀の未来社会(全13章)”の
◆要諦再読◆ ―その17
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生命系の未来社会論具現化の道 <1>
―自然界の生命進化の奥深い秩序に連動し、展開―
「菜園家族」社会構想の基礎
◆ こちらからダウンロードできます。
要諦再読 ―その17―
“「菜園家族」社会構想の基礎”
(PDF:681KB、A4用紙17枚分)
1 21世紀の「菜園家族」社会構想 ―「地域生態学」的理念とその方法を基軸に―
シリーズ“21世紀の未来社会”の第三章「今こそ近代のパラダイムを転換する」および第四章「人間そして家族、その奇跡の歴史の根源に迫る」でも触れたように、二百数十万年の長きにわたる人類史の中で、自然に根ざした「家族」は、ヒトが人間になるために根源的で基底的な役割を果たしてきたし、個々の人間の発達一般にとっても、おそらく遠い未来にわたってそうあり続けるであろう。
まさにこのテーゼが、21世紀生命系の未来社会構想として、私たちがここ20年来提起してきた週休(2+α)日制(但し1≦α≦4)のワークシェアリングによる「菜園家族」社会構想にとって、揺るがすことのできない大前提になっている。
ところで、戦後まもなくはじまった農地改革によって地主・小作制が撤廃され、たけのこの如く次々と自作農(農民的家族小経営)が誕生した。彼らは創造性豊かな農業の再生に奮闘し、実に多種多様な品目の農作物の栽培や家畜飼育に取り組み、篤農家と呼ばれる先進的農家が続々とあらわれてきた。農業生産は飛躍的に増大し、明るい農村の建設へと向かった。敗戦直後の想像に絶する食糧難にあって、貧窮とひもじさに苦しみながらも、不思議なことに人々は明日への希望に燃えていた。
こうした時代の雰囲気の中で、活気を取り戻した自作農のまさに縁の下の力に支えられるようにして、都市労働者も知識層も広範な人々と共に、反戦平和と民主主義、そして文化国日本の建設をめざした。一時期とはいえ全国津々浦々に国民的運動が湧き起こり、その高揚期を迎えたのである。









