
コラム「菜園家族 折々の語らい」(10)
コラム
菜園家族 折々の語らい(10)
グローバル市場経済の新たな重圧と東アジア民衆、究極の課題 ②
―朔北のモンゴル遊牧民の苦闘が問いかけるもの―
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コラム「菜園家族 折々の語らい」(10)
(PDF:561KB、A4用紙9枚分)
ここからは、20世紀末のソ連崩壊と冷戦構造の終結から21世紀の今日にかけて、市場経済至上主義グローバリズムの激動の時代に、「東アジア世界」の民衆がどんな現実に直面し、どのような歴史的課題を新たに背負うに至ったのか、朔北のモンゴル、山岳・砂漠の村ツェルゲルという具体的な一「地域」を取り上げ、遊牧民たちの苦闘とその歴史的背景を辿ることによって、浮き彫りにしていきたいと思う。
今回は、ツェルゲル村での新たな“模索の動き”に入る前に、まずは、20世紀のモンゴルにおいて、遊牧の集団化という特異な社会主義への実験がどのように進められ、またそれがいかなる問題を孕んでいたのかについて、概観しておくことにしよう。
4.モンゴルにおける遊牧の社会主義集団化、その生成と衰退の小史
今からおよそ100年前、1921年7月11日に樹立されたモンゴルの人民政府は、当初から想像を絶する困難を抱えていた。
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