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新著『菜園家族レボリューション ―日本国憲法、究極の具現化―』(本の泉社)が刊行されました!

 このたび2018年2月3日に、新著『菜園家族レボリューション ―日本国憲法、究極の具現化―』(小貫雅男・伊藤恵子 著、本の泉社、A5判160頁)が刊行されました。
 多くの方々にお読みいただきたいと願っています。

表紙『菜園家族レボリューション―日本国憲法、究極の具現化―』(小貫雅男・伊藤恵子、本の泉社、2018年2月)

 

 

 

 

『菜園家族レボリューション
 ―日本国憲法、究極の具現化―
(小貫雅男・伊藤恵子 著、本の泉社
 A5判160頁、2018年2月3日発行、
 定価:本体1,200円+税)

 

           21世紀人々は、前人未踏の
           おおらかな自然(じねん)の世界を求め
           大地への壮大な回帰と止揚(レボリューション)の道を歩みはじめる。

             根なし草同然となった
             近代特有の人間の生存形態
             賃金労働者を根源的に問い直し

           冷酷無惨なグローバル市場に対峙して
           抗市場免疫の「菜園家族」を基礎に
           素朴で、精神性豊かな生活世界を構築する。

             憎しみと報復の連鎖に代えて
             非武装・不戦の誓いを
             いのちの思想を
             暮らしの根っこから。

           今こそ近代のパラダイムを転換する。

                            ~扉のことばより~

≪本書の主旨≫
 私たちは鳥籠に飼い馴らされ、本来の野性を失い、いつの間にか歌を忘れたカナリアになってしまったのではないか。このこと自体が、実に恐るべきことなのだ。
 俗物トランプ流の反知性と自己本位の拝金主義の蔓延、そしてアベ流改憲のこざかしさと欺瞞に満ちた反動攻勢の風圧に押され、いつのまにか自由な思考と創造の世界に羽ばたくことを忘れてしまったようだ。狭い枠に閉じ込められ、果てには破滅の坂を転がり落ちていったかつての時代の記憶が甦ってくる。実におぞましい時代に突入したのである。

         今だからこそ、別次元の思考と行動力を

            超大国アメリカが
            徒党を組み画策する
            弱小国への
            異常なまでの軍事圧力と経済制裁。

              この狂気の沙汰が誘引する
              核の導火線に怯え
              本質を忘れ
              冷静さを失ってはならない。

            私たちは
            はるか遠い未来を
            展望するに足る
            山頂に立ち得た時

              あの忌まわしい
              強権的為政者たちの
              欲深い、けちな取引とは
              まったく別次元の
              思考と行動力を獲得するのだ。

                              ~本文 第一章より~

 1990年代初頭、第二次大戦後の世界を規定してきた米ソ二大陣営の対立による冷戦構造が崩壊し、アメリカ単独覇権体制が成立することになる。しかしそれも束の間、アメリカ超大国の相対的衰退傾向の中、その弛緩に乗ずるかのように、旧来の伝統的大国に加え、新興大国が入り乱れる新たな地球規模での多元的覇権争奪の時代がはじまった。アベノミクスの「経済大国」、「軍事大国」への志向は、まさにこの新たな時代に現れた21世紀型の「新大国主義」とも言うべきその本質が、直截的、具体的に現実世界に投影された姿そのものと見るべきであろう。
 21世紀型「新大国主義」の台頭とも言うべき、今日の新たな歴史的段階に突入し、戦争の危機迫るこの暗い世界にあって、日本国憲法のなかんずく前文および第九条「戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認」の精神は、いよいよ燦然と輝き、私たちの行く手を照らしている。この第九条こそ、大国主義への誘惑を排し、他者に対する深い寛容の精神と、非同盟・中立、非武装・不戦の平和主義に徹した小国主義への道である。

 このいのちの思想を今日の現実世界において如何にして実現していくのか。
 本書では、その可能性をわが国の経済・社会のあり方、つまり、21世紀未来社会論としての「菜園家族」構想の側面から探究する。
 これまで十数年間、数次にわたって提起してきた「菜園家族」構想による21世紀の新たな未来社会像について、日本国憲法の三原則「平和主義」、「基本的人権(生存権を含む)の尊重」、「主権在民」を基軸とする全条項の具現化との関わりにおいて、特に大切になってくる核心部分に絞って、章を追って順次究明していく。

 「菜園家族」構想による未来社会の長期にわたる実現過程は、日本国憲法全条項の究極の具現化への道そのものであり、さらには、それぞれの条項を個々バラバラなものとしてではなく、相互に内的に密接、有機的に連関させつつ、その理念を民衆の暮らしの中に深く浸透させ、現実社会に丸ごと実体化していくプロセスそのものでもある。
 そしてまた、日本国憲法と私たちの暮らしとの不可分一体化を成し遂げていくこの過程は、同時に、人間社会の生成・進化の原理が自然界の摂理とも言うべき「適応・調整」の普遍的原理に限りなく近づき、「菜園家族」を基調とするCFP複合社会を経て、人間を抑圧の苦渋から最終的に解放し、自由・平等・友愛のおおらかな「自然(じねん)の世界」、つまり近代を超克する素朴で精神性豊かな自然循環型共生社会へと到達するプロセスでもあるのだ。
 そこに、日本国憲法と「菜園家族」構想との一体的連関性と、そこから新たに生まれ展開する、前代未到の21世紀独自のレボリューションとしての真価を見出すことができる。

 以下に目次と著者からのメッセージを掲載します。
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新著『菜園家族の思想 ―甦る小国主義日本―』(かもがわ出版)が刊行されました!

 このたび新著『菜園家族の思想 ―甦る小国主義日本―』(小貫雅男・伊藤恵子 著、かもがわ出版、四六判384頁、2016年10月)が刊行されました。ぜひご一読ください。

表紙『菜園家族の思想―甦る小国主義日本―』(小貫雅男・伊藤恵子、かもがわ出版、2016年)

(帯付き)

 

 

 

 

『菜園家族の思想 ―甦る小国主義日本―
(小貫雅男・伊藤恵子 著、かもがわ出版
四六判384頁、2016年10月31日発行、
定価:本体2,500円+税)

 

 

飽くなき欲望の巨大怪物、グローバル市場に対峙し
今こそ、近代超克の大地への回帰と止揚を

抗市場免疫の「菜園家族」型ワークシェアリングによる
もともとあったはずの自由な時間の回復と
素朴で、精神性豊かなライフスタイルの創造。

憎しみと暴力の連鎖に代えて、寛容と共生の思想を暮らしの根っこから。

                       ~帯(表)のキャッチフレーズより~

「菜園家族」の未来構想の根底には、
人々の心に脈々と受け継がれてきた
大地への回帰と止揚という
民衆の揺るぎない歴史思想の水脈が息づいている。

まさにこの民衆思想が
21世紀未来社会論の新たな局面を切り拓く。

               ~帯(裏)のキャッチフレーズより~

 「菜園家族」の真髄は、燦々と降りそそぐ太陽のもと大地を耕し、雨の恵みを受けて作物を育て、その成長を慈しむことにある。天体の運行にあわせ、自然のゆったりとした循環の中に身をゆだね、子供たちも、大人たちも、年老いた祖父母たちも、ともに助け合い、分かち合い、仲良く笑顔で暮らす。それ以外の何ものでもない。
 人と競い、争い、果てには他国への憎しみを駆り立てられ、殺し合う。そんな戦争とは、「菜園家族」はもともと無縁である。残酷非道な、それこそ無駄と浪費の最たる前世紀の遺物「人を殺す道具」とは、無縁なのである。「菜園家族」は、世界に先駆けて自らの手で戦争を永遠に放棄し、自らも大いなる自然に溶け込むように、平和に暮らすよすがを築いていくにちがいない。
                           ~「むすびにかえて」より抜粋~

資本主義固有の不確実性と投機性が露わになった今
大地から引き離され、根なし草同然となった近代の人間の生存形態
賃金労働者を根源的に問い直す。
 強欲、冷酷無惨なグローバル市場に対峙し
 近代を超克する抗市場免疫の新たな「菜園家族」を基礎に
 素朴で、精神性豊かな自然(じねん)世界への壮大な回帰と止揚の道を切り拓く。

21世紀、この基本方向をどう実現していくのか。
本書はその具体的な道筋と手立てを提示する。

                        ~カバー折返しの要旨紹介より~

帯なし表紙『菜園家族の思想―甦る小国主義日本―』(小貫雅男・伊藤恵子、かもがわ出版、2016年)

(帯をはずすと)

 

 

 

 

『菜園家族の思想 ―甦る小国主義日本―
(小貫雅男・伊藤恵子 著、かもがわ出版
四六判384頁、2016年10月31日発行、
定価:本体2,500円+税)

 

― 目 次 ―

はしがき  (1)

序章 憎しみと暴力のるつぼと化した世界、そこから立ち上がる新たな理念  (25)

1 世界の構造的不条理への反旗 (25)
― 今問われているのは私たちのライフスタイルそのもの ―
資本主義が陥った末期的症状
あらためてアルジェリア人質事件を思い起こす

2 東日本大震災から希望の明日へ  (29)
あのときの衝撃を一時の「自粛」に終わらせてはならない
「原発安全神話」の上に築かれた危うい国
財界の意を汲む復興構想の末路
21世紀未来像の欠如と地域再生の混迷 ― 上からの「政策」を許す土壌
新たな21世紀の未来社会論を求めて

第一章 21世紀未来構想の問題意識、求められるその方法論の革新  (45)

1 末期重症の資本主義と機能不全に陥った近代経済学  (46)
― 21世紀未来社会論のさらなる深化のために ―
近代を超えて遥かな地平へ
新古典派から抜け出たケインズ理論
経済の金融化と新自由主義、マネタリズムの登場
暴走するマネー経済と疲弊する現実社会
近代経済学を超えて、草の根の21世紀未来社会論を

2 19世紀未来社会論の到達点と限界  (59)
人類の歴史を貫く民衆の根源的思想
19世紀に到達したマルクスの未来社会論
19世紀未来社会論に代わる私たち自身の21世紀未来社会論を

3 21世紀未来社会論、その方法論の革新  (68)
21世紀の今日にふさわしい新たな歴史観の探究を
未来社会論の基底に革新的地域研究としての「地域生態学」を据える
― 21世紀社会構想の変革のために

第二章 私たちは何とも不思議な時代の不思議の国に生きている  (75)
― いのち削り、心病む終わりなき市場競争 ―

1 今なぜ近代の人間の社会的生存形態「賃金労働者」を問い直すのか  (77)

2 生命本位史観に立脚し「家族」と「地域」の再生を探る  (83)
いのちの再生産とモノの再生産の「二つの輪」が重なる家族が消えた
高度経済成長以前のわが国の暮らし ― かつての森と海を結ぶ流域地域圏
森から平野へ移行する暮らしの場
歪められ修復不能に陥ったこの国のかたち
「家族」と「地域」衰退のメカニズム ― 干からびた細胞
再生への鍵 ―「家族」と「地域」を基軸に

第三章 人間はなるべくして人間になった ― その奇跡の歴史の根源に迫る ―  (93)

人間とは、「家族」とは一体何か
「家族」の評価をめぐる歴史的事情
人間の個体発生の過程に生物進化の壮大なドラマが
母胎の中につくられた絶妙な「自然」
人間に特有な「家族」誕生の契機
「家族」がもつ根源的な意義
人間が人間であるために

第四章 「菜園家族」構想とその基礎  (111)
― 21世紀の「地域生態学」的未来社会論 ―

生産手段の分離から「再結合」の道へ ―「自然への回帰と止揚」の歴史思想
「菜園家族」構想の理念とその歴史的意義
週休(2+α)日制のワークシェアリングによる三世代「菜園家族」構想
世界に類例を見ないCFP複合社会 ― 史上はじめての試み
CFP複合社会の特質
甦るものづくりの心、ものづくりの技
土が育むもの ― 素朴で強靱にして繊細な心
家族小経営の歴史性と生命力

第五章 「菜園家族」構想の現実世界への具体的適用とその展開  (143)
― 実現可能性を探る ―

日本の農村・農業の現実 ― 反転、そして再生へ
“菜園家族群落”による日本型農業の再生 ― 高度な労農連携への道
農地とワークの一体的シェアリング ― 公的「農地バンク」、その果たす役割
草の根民主主義熟成の土壌 ― 森と海を結ぶ流域地域圏の再生

第六章 「匠商家族」と地方中核都市の形成  (165)

非農業基盤の家族小経営 ―「匠商家族」
「匠商家族」とその協同組織「なりわいとも」
「なりわいとも」と森と海を結ぶ流域地域圏の中核都市
「なりわいとも」の歴史的意義
前近代の基盤の上に築く新たな「協同の思想」

第七章 高度経済成長の延長線上に現れた3・11の惨禍  (183)

高度経済成長が地域にもたらしたもの
今日の歪められた国土構造を誘引し決定づけた『日本列島改造論』
『日本列島改造論』の地球版再現は許されない
今こそ「成長神話」の呪縛からの脱却を

第八章 「菜園家族」の台頭と資本の自然遡行的分散過程  (201)

資本の自己増殖運動と科学技術
資本の従属的地位に転落した科学技術、それがもたらしたもの
GDPの内実を問う ― 経済成長至上主義への疑問
資本の自然遡行的分散過程と「菜園家族」の創出
新たな科学技術体系の生成・進化と未来社会

第九章 自然循環型共生社会への現実的アプローチ  (217)
― 四つの具体的提案を基軸に考える ―

21世紀こそ草の根の変革主体の構築を ―「お任せ民主主義」の限界と破綻

その1 原発のない低炭素社会への道、その究極のメカニズム  (220)
「菜園家族」の創出は、地球温暖化を食い止める究極の鍵
原発のない低炭素社会へ導く究極のメカニズム ― CSSK方式
CFP複合社会への移行を促すCSSKメカニズム
CSSK特定財源による人間本位の新たなる公共的事業
本物の自然循環型共生社会をめざして

その2 今こそ地域社会の本格的な実態把握を ― 新たなる未来の明日のために  (230)
アベノミクスの「地方創生」は積年の悪弊の延長にすぎない
一つの具体的「地域」典型から、今何をなすべきかを考える
市町村における地域再生の本当の鍵は、農業・農村問題の解決である
地域社会には、今こそ精密検査による根本的な原因療法がもとめられている
本物の民主主義の復権と地域の再生

その3 「菜園家族」じねんネットワーク(SJnet)の構築、その多彩で豊かな展開  (241)
自然(じねん)の原理によって生まれ育つSJnet
SJnetの活動とその原理 ― 自主、自発の原則
労働組合運動の驚くべき衰退、そこから見えてくるもの
21世紀の労働運動と私たち自身のライフスタイル ―「菜園家族」の新しい風を
多彩で自由な人間の活動 ― 底から支える力

その4 「菜園家族」じねんシンクタンク(SJTT)創設の意義  (250)
SJnetを土台に築く草の根のシンクタンク
草の根の叡知の結集こそが新たな時代を切り拓く

第十章 「菜園家族」を土台に築く円熟した先進福祉大国  (253)
― 近代を超克する社会保障制度を探る ―

原理レベルから考える「自助、共助、公助」
「家族」に固有の機能の喪失とこの国破綻の根源的原因
スモール・イズ・ビューティフル ― 巨大化の道に抗して
「家族」に固有の福祉機能の復活と高次社会保障制度
「菜園家族」を土台に築く円熟した先進福祉大国への可能性
近代を超克する円熟した先進福祉大国をめざす新たな国民運動の形成
「家族」と「地域」の再生は不可能なのか
「家族」と「地域」の再生をゆるやかな変化の中で捉える ― 諦念から希望へ
「お任せ民主主義」を排し、何よりもまず自らの主体性の確立を
― そこにこそ生きる喜びがある

第十一章 近代を超克する「菜園家族」的平和主義の構築  (281)
― いのちの思想を現実の世界へ ―

日本国憲法の平和主義、その具現化の確かな道を求めて
アベノミクス主導の解釈改憲強行の歴史的暴挙
あらためて日本国憲法を素直に読みたい
アベノミクス「積極的平和主義」の内実たるや
「自衛」の名の下に戦った沖縄戦の結末は
「巨大国家の暴力」と「弱者の暴力」との連鎖をどう断ち切るか
憲法第九条の精神を生かす新たな提案 ― 自衛隊の「防災隊」(仮称)への発展的解消
非戦・平和構築の千里の道も一歩から
非戦・平和の運動に大地に根ざした新しい風を
戦後70年、もう一度初心にかえり世界の人々に呼びかけよう

第十二章 今こそ近代のパラダイムを転換する  (301)
― 生命本位史観に立脚した21世紀未来社会論 ―

未踏の思考領域に活路を探る
人間の新たな社会的生存形態が、21世紀社会のかたちを決める
自然界を貫く「適応・調整」の普遍的原理
自然法則の現れとしての生命
自然界の普遍的原理と21世紀未来社会
CFP複合社会を経て高次自然社会へ ― 労働を芸術に高める
未来社会を身近に引き寄せる「セクターC、F、Pの対立と依存の展開過程」
形骸化した民主主義の現状と「生産手段の再結合」
より高次のFP複合社会における生産手段の所有形態をめぐって
ここで確認しておきたいいくつかの要諦

むすびにかえて ― 自然(じねん)の思想を現実の世界へ ―  (331)

人間社会の生成・進化を律する原理を自然界の「適応・調整」の普遍的原理に戻す
自然への回帰と止揚、これこそが人間の本源的な歴史思想である
自然観と社会観の分離を排し、両者合一の思想をすべての基礎におく
混迷の時代だからこそ見失ってはならない未来社会への展望、そしてゆるぎない確信
日本国憲法のもとではじめて甦る「未発の可能性」としての小国主義

あとがき ―「世界でいちばん貧しい大統領」ホセ・ムヒカさんの思想との交歓 ― (347)

引用・参考文献一覧 (362)

著者からのメッセージ
 東日本大震災の未曾有の事態に直面し、歴史の大きな転換期にあるにもかかわらず、旧態依然たる上から目線の政策が次々と押しつけられ、後退に後退を余儀なくされているのが現状です。「地域」や「労働」の現場に生きる人々の立場に立った、かつ21世紀日本のめざすべき方向を見据えた包括的な研究と実践、それに基づく未来構想とそこに至る具体的な道筋の探究が、今ほどもとめられている時もありません。
 一方、世界に目を転ずるならば、米ソ二大対立の終焉は多元的覇権抗争の「新大国主義時代」とも言うべき新たな局面を招来し、グローバル市場化はさらなる熾烈を極めています。各地の民衆の生活基盤は揺らぎ、人々の不満と怒りの鬱積は頂点に達し、憎悪と暴力の連鎖はとどまることを知りません。今や世界は、自己制御不能の危機的状況にすら陥っていると言えるでしょう。
 私たちはどのような未来をめざすべきなのか、人類史の長いスパンの中で18世紀イギリス産業革命以来の近代を、自然と人間、人間と人間との関係からあらためて深く問い直す時に来ているのではないでしょうか。
 戦後70年、重大な岐路に立たされている今こそ、どこかで誰かによっていつの間にか自らの運命が決められてしまう「お任せ民主主義」を克服し、自らの頭で自らのすすむべき道を選び、主体的に考え行動する、そんな主権在民のあるべき姿を取り戻したい・・・。
 こうした思いから、本書をまとめました。
 憎しみと対立の連鎖が拡大の一途を辿る今日の世界にあって、この小著が近代を超克する新たな視点から、寛容と共生の21世紀社会の枠組みを探るささやかな一助になればと願っています。

2016年10月
里山研究庵Nomad
小貫雅男・伊藤恵子

★ 本書へのご感想・ご意見などを、お手紙やメールで里山研究庵Nomadまでお寄せ下さい。
お待ちしています!

「宇宙と平和・国際セミナー@京都」のご案内

立命館大学経済学部の講義「平和の経済学」を共同で担当させていただいている藤岡 惇先生(同大学経済学部特任教授)から、2015年7月末~8月初めにかけて開催される「宇宙と平和・国際セミナー@京都」のご案内が届きましたので、概要をご紹介します。
このセミナーは、23年前から宇宙の軍事化と宇宙戦争に警鐘を鳴らしてきた国際的な市民組織「兵器と核エネルギーの宇宙配備を許さない地球ネットワーク」(1992年、アメリカで設立)の年次大会が、今年初めて日本(京都)で開催されるにあたって企画されたものです。

宇宙と平和・国際セミナー@京都

宇宙戦争も核戦争もNO!
―「ミサイル防衛」・「集団的自衛権」の真実を探る ―

★主なプログラム:
京都セミナー1 「ミサイル防衛」の真相 ―「宇宙でも戦争する国」日本へ?
と き:2015年730日(木)13時~17時
ところ:同志社大学(今出川校地烏丸キャンパス)志高館112教室
京都セミナー2 宇宙規模で構築中の米国戦争システムの全貌を探る
と き:2015年81日(土)9時30分~12時50分
ところ:立命館大学(衣笠キャンパス)敬学館210教室・227教室
京都セミナー3 宇宙戦争も核戦争もない平和な地球を築こう
と き:2015年81日(土)14時~17時30分
ところ:立命館大学(衣笠キャンパス)敬学館210教室

参加費(資料代・通訳費):各セミナーとも1,000円。学生は半額。
各セミナーの詳細・最新情報、参加のお申し込み方法は、
http://space-peace-kyoto.blogspot.jp/ をご覧ください。

★主催:「宇宙と平和・国際セミナー@京都」実行委員会

セミナー実行委員会代表の藤岡 惇先生からのメッセージ
今年の1月に安倍内閣は、まともな国会の議論もなしで「第3次宇宙基本計画」を決定し、「宇宙でも戦争する国」へと日本を変える試みが本格化しました。米国の宇宙戦争計画に全面参戦する国づくりが始まったのです。
このような時、世界10か国(アメリカ・イギリス・ドイツ・チェコ・スウェーデン・ノルウェイ・イタリア・カナダ・インド・ネパール・韓国など)から約30名の宇宙戦争の専門家、市民活動家が京都に集うことになります。
現在進んでいる「集団的自衛権」を容認するための解釈改憲、経ヶ岬(京都府北部の丹後半島最北端)におけるミサイル防衛基地建設問題を宇宙的視野から深く考えるための絶好の機会です。
このセミナーは、市民開放のプログラムです。通訳の態勢も整えて、広く市民のみなさまのご参加をお待ちしています。

(文責:伊藤恵子)

「菜園家族」構想 学習会 in 長野市戸隠 のご案内

来たる2014年11月8日(土)に、長野市戸隠にて、NPO法人「地球環境フォーラム長野」の主催で、「菜園家族」構想の学習会が開催されます。

会場は、戸隠連峰と飯綱山の裾野にある「生活工房ゆったり庵」。
諏訪公司さん・ゆきえさんご夫妻が、築後80年ほどの古民家を活かし、農、自然、物、人々のすべてが「いのち」に活かされている・・・そんな生き方をゆったり楽しく実践し、体験し、学ぶ「場」をめざして、一歩一歩、丁寧に創りあげられているところです。

当日は、「菜園家族」構想のいわば原点ともなった、モンゴル遊牧地域の暮らしを描いたドキュメンタリー映像作品『四季・遊牧 ―ツェルゲルの人々―』のダイジェスト版(後編)の上映もあります。

主催者のご案内チラシより、学習会全体の概要を、下記に転載させていただきます。
深まりゆく秋、信州の山里で、私たちの今と未来を語り合ってみませんか。

こちらからご案内チラシのダウンロードもできます。
(PDF:632KB、A4用紙1枚分)

◆◇◆「菜園家族」構想 学習会 in 長野市戸隠 のご案内 ◆◇◆

今日の様々な文明生活問題は、人間が自然から乖離した結果生じたものと言えます。

諸問題の解決の道を見出すために、『グローバル市場原理に抗する 静かなるレボリューション』の著者で里山研究庵Nomad主宰の小貫雅男氏と、同共同著者で里山研究庵Nomad研究員の伊藤恵子氏を迎えて、自然循環型共生社会の創造について学習会を開催します。

「菜園家族」と地域を基盤に築く精神性豊かな生活世界の創造について、共に考えてみたいと思います。多くの皆様のご参加をよろしくお願いします。

日時:2014年118日()
場所:戸隠 生活工房ゆったり庵
〒381-4102 長野市戸隠豊岡3800 TEL:026-217-7993

プログラム
9時30分 受付開始
10時~  ドキュメンタリー映像作品『四季・遊牧 ―ツェルゲルの人々―』
ダイジェスト版・後編(1時間40分)の上映

昼食 戸隠 ゆったり庵で昼食を準備します。(別料金)

12時30分~「菜園家族」構想 講演・学習会

その後、希望者は夕食、懇親交流会
戸隠 ゆったり庵で夕食を準備します。(別料金)
希望者は宿泊可です。(宿泊・朝食 別料金)

募集定員:30名
参加費:3,000円(昼食持参の方)
昼食代500円、夕食交流会500円、宿泊朝食500円 各プラスになります。
宿泊される方は、寝袋持参

主催:特定非営利活動法人 地球環境フォーラム長野 TEL(FAX):026-259-8724

環境思想・教育研究会 第2回研究大会のご案内

環境思想・教育研究会は、2005年に当時東京農工大学大学院教授であった尾関周二先生(現 同大学名誉教授)の研究室を拠点に発足しました。
2012年、青森県弘前での初めての研究大会に続いて、本年2014年、第2回研究大会が来たる9月20日(土)・21日(日)に大阪府立大学で開催されます。

大会第2日目の21日(日)には、当里山研究庵Nomadからも、小貫がフォーラム「将来社会を〈農〉と環境から構想する」で報告し、伊藤が一般研究発表で報告します。

研究大会の概要について、下記にご案内いたします。
ご関心のある方は、どうぞご参加ください。

なお、大会全体のプログラムや各報告の要旨、会場案内など詳しい情報は、
環境思想・教育研究会ホームページ http://environmentalthought.org/ をご覧ください。
「大会案内・開催要項」(PDF)とポスター(PDF)をダウンロードしていただけます。

◆◇◆環境思想・教育研究会 第2回研究大会のご案内(概要)◆◇◆
☆日時:2014年920日(土) ・21日(日)

☆場所:大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス B3棟-118大講義室(メイン会場)
〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1番1号

☆参加費:1,000円(学生500円)、懇親会費:4,000円

☆主催:環境思想・教育研究会、共催:大阪府立大学現代生命哲学研究所

☆お問い合わせ先:実行委員事務局 大阪府立大学A15-429(上柿研究室)
大会実行委員長 上柿崇英(E-mail:kyojinnokata-kankyo@yahoo.co.jp)
※ 参加ご希望の方は、事前にご一報いただけるよう、よろしくお願いします。

☆主なプログラム☆
◆シンポジウム「“いのち”、環境、科学文明から考える ―生命哲学と環境哲学―」
9月20日(土)13:30~17:30
○基調講演
「人間と自然のつながりを再考する」森岡正博 (大阪府立大学)
○報告者
「環境といのちを守るために」河野勝彦 (京都産業大学)
「生きものへの知的好奇心はどこに向かうべきか ―『文化的道具としての動物園』利用観」並木美砂子 (帝京科学大学)
「走る身体と『自然』―近年のランニング・ブームから考える」福田珠巳 (大阪府立大学)

◆フォーラム「将来社会を〈農〉と環境から構想する」 9月21日(日)13:30~16:30
○フォーラム趣意
経済のグローバル化が進む今日、「成長戦略」の名の下、日本政府は経済の再生と競争力の強化を掲げて主導的に経済政策を主導している。そうした動きの中で宣伝される「国益」という用語も、なじみのある言葉となってしまった。従来の主力産業・工業・電化製品だけでなく、TPP 交渉への参入に象徴されるように、農業も国際的な自由競争の荒波に翻弄されていくことになる。その傍らで、スマートアグリに代表されるように、農業の仕組み(=生産)そのものを市場経済に適合させる方向が追求されてきた。一見それらは効率的・合理的でよい手段のようにも思われるが、実は、自然生態系と農業との本質的関係を見失った、生命を機械へと従属させる農のあり方でしかないといえる。そこでは、生物の生存はみられても、生命のもつ活力(輝き)は失われている。
農をとりまくこうした状況は、生活の自立とは、生きるとは一体どういうことかについてあらためて問い直し、社会のあり方の再考を私たちに迫っているといえよう。それは資本主義システムが生み出す諸問題を抑制し、自分たちの生のための営みを自分の手に取り戻す試みでもある。
本フォーラムではこのような問題意識を念頭に置きつつ、将来社会のあり方について〈農〉と環境を基軸としながら構想し、人間が生きることの意味、人が育つことの意味を、社会や環境との関係、生命をはぐくむ〈農〉の営みとの関係において考える契機としたい。

○登壇報告者
「近代超克への構想 ―「菜園家族」基調の自然循環型共生社会への道」
小貫雅男 (滋賀県立大学名誉教授、里山研究庵Nomad主宰)
※当日の報告レジュメをこちらからダウンロードできます。
報告レジュメ(小貫)(PDF:453KB、A4用紙6枚分)
「持続可能な共生社会のビジョン ―食・農・環境、私・公・共の視点から」
古沢広祐 (國學院大学)
「〈農〉的自然体験の教育的意義 ―自然学校運動の実践から」
野田 恵 (東京農工大学非常勤講師)

◆一般研究発表 9月21日(日)9:00~11:00
○小会場A(B3棟-306)
「統合学としての新しい環境学の構築に向けて ―ケン・ウィルバーの統合的アプローチの水環境問題への応用」秋山知宏(東京大学助教)
「自然観と『無痛文明論』的視座」吉田哲郎(桐蔭横浜大学非常勤講師)
「記憶と記録 ―インターネットに苦痛と他者は存在し得るのか」吉田健彦(東京家政大学非常勤講師)
「『菜園家族』創出の歴史的意義 ―資本の自己増殖運動の側面から」伊藤恵子(大阪大学・立命館大学非常勤講師、里山研究庵Nomad研究員)
※当日の報告レジュメをこちらからダウンロードできます。
報告レジュメ(伊藤)(PDF:301KB、A4用紙3枚分)

○小会場B(B3棟-305)
「擬人化による自然理解:共感、代弁、憎悪」熊坂元大(徳島大学)
ワークショップ「身体・場所・正義」吉永明弘(江戸川大学)/山本剛史(慶應義塾大学)
提題1:「場所」(すみか)を不当に奪われることに対する憤り(吉永明弘)
提題2:未来倫理における「身体」と「時間」(山本剛史)

◆学生フォーラム 9月21日(日)11:10~12:40
「身近な人間関係の変化と持続可能性」(大阪府立大学の学生の皆さん)

大会全体のプログラムや各報告の要旨、会場案内など詳しい情報は、
環境思想・教育研究会ホームページ http://environmentalthought.org/ をご覧ください。
「大会案内・開催要項」(PDF)とポスター(PDF)をダウンロードしていただけます。

5月25日(日)開催!道の駅「ステーション大君ヶ畑」祭りのご案内

大君ヶ畑集落(滋賀県犬上郡多賀町)の地元のみなさんが開催される、毎年恒例の
道の駅「ステーション大君ヶ畑(おじがはた)」祭りのお知らせです。

◆◇◆ 第15回 ステーション大君ヶ畑祭り ◆◇◆

☆日時:2014年5月25日(日) 10:00頃~15:00頃(小雨決行)
☆ところ:道の駅「ステーション大君ヶ畑」
(国道306号線沿い、滋賀県側からの場合、洞門を越えてすぐ左手)
☆内容:
大君ヶ畑より 木工作品、おいしい新茶(玉露「御池」、煎茶「白山」、かりがね「鈴鹿」、番茶「川柳」。
甲良町北落(兄弟邨)・多賀町木曽より 新鮮野菜など。
その他、地元特産品の数々。
模擬店では、うどん・焼き鳥・婦人部特製手づくりショウガご飯ちらし寿司ヘルシードーナツ
抹茶&コーヒーゼリーなど。
地元で摘んだヨモギを使って、草餅もつきます!(とても香りがいいですよ。)

商品に限りがありますので、品切れの場合はご容赦下さい。

今、鈴鹿山中は、新緑と花々のとても美しい季節を迎えています。
地元の皆さんが1年1年、地道に続けてこられたこの「ステーション祭り」も、今年で15年目になります。
みなさん、どうぞお誘い合わせの上、お出かけ下さい!